Chus チャウス 那須の大きな食卓

Facebook  |  Tumblr
2018/10/05 Fri

社内通貨

昨年の春よりChusの中だけで使える地域通貨を始めています。

スタッフはお給料(円)の他に社内通貨「チャウス」(1円=1チャウス)を毎月受給していてチャウスの中のあらゆるサービスやモノと交換できる仕組みです。

僕らChusはお店を営んでいるので、それは商売をしてお金をいただいています。
そのお金でお給料をいただいて、食料を買ったり、生活に必要なものを揃えていて暮らしています。
それって当たり前のことなのですが、そもそもお金はみーんなが共通して使えるようにした、いわゆる「通貨」であってその約束ゴトが共通できてれば「お金=円」でなくても良い。

大事な事は生活に必要としているものを揃えられる事で、その為に何をして、それは誰から回って来ていて、つまりは「お金って何だっけ?」的なものを感じるために。
あえて「円」を使わないことで理解しようとスタッフと共有しています。

「円と何が違うの?」と良く聞かれますが
チャウスを発行することによりChusの中だけでの制約を生みます。

例えば
毎朝直接届けてくれる生産者さんの野菜やお米などの地産の食品。
それに全国から届く持続可能な取り組みをしている食材や調味料などが置いてあります。

でも、スタッフや家族からすると
「良いのはわかるけどちょっと高いよね」的なものばかり。

それが、社内通貨を発行することによって「どうせなら試してみる?」的な「能動的な消費」に変わりました。

チャウスに置いてくださる想いのある作り手の人達を無理なく自ら買い支えする意識が生まれて、お客様にも堂々と使用感を伝えることができる良い循環が生まれています。

チャウス通貨は「通帳型」で写真のように毎月お給料日にスタッフ自ら手書きで発行します。
だから家族にも使えるようになっているので一番喜んでいるのはスタッフのパートナーではないかなぁ。

錬金術にならないのは発行する時と、レジを通す時は必ず第三者にサインをしてもらっているから。
今の所まったく問題なくむしろ使うときにとても温かい気持でお買い物ができます。

この動きですが誰かが疲弊する消費ではなくて持続可能なものに今の所なっていますがきっとそれはごくごく「小さい地域」の中のだから。
「チャウス」が大きくなっていくのではなくて、またそれぞれのコミュニティで身の丈にあった地域通貨が出来ればいい。

小さい地域の中で消費を回していく意識が生まれることが何よりも大事だと思うのです。オス。