Chus チャウス 那須の大きな食卓

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2020/05/02 Sat

飲食店の未来

飲食店の未来

今は仕方なく、どのお店もなれないテイクアウトを始めていますが
もしテイクアウトが市民権を得るとイートインをやめて
テイクアウトだけの飲食店が増えてしまうのではないでしょうか。

飲食店側からみると
テイクアウトだけに絞ると、

1.家賃が安くなる(もはや路面の一等地で坪単価高いところを選ばない。人口さえ多い町であればマンションの一角や裏通りのプレハブでも対応が可能。)

2.人件費が安くなる(Uber Eatsのように宅配を外注し、宅配料金もお客さまもちとなる、つまりホールスタッフの仕事がなくなり、キッチンスタッフだけでよくなってしまう。)

つまりお店を運営して行くときに大きなハードルになっている「固定費」が安くすんでしまうわけだ。
いろんな意見があるかもしれませんが、1,2をあわせて売上の40%〜50%にものぼるわけだから売上が変わらずそれを圧縮できると利益があがりやすい構造になる。

お客さん側も

「わざわざ高いお金払って外に食べにいくより、気軽に家でプロが作ったものを安く食べられる。」(飲料代やお店側の固定費が下がるわけだから安く提供出来てしまう。)なんてことになる。

きっとこの時代をすぎると価値が大きく変化していくのでしょうけど、テイクアウトの「気軽さ」に対してこの「わざわざ」がイートインの価値によりなっていくのではと思います。

ミシュランの星の基準に

二つ星「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理店」や
三つ星「そのために旅行する価値がある卓越した料理店」
がありますがもはやファインダイニングだけではなく僕らがやっている居酒屋や食堂、
カフェなども含む飲食業界としての在り方が大きく問われていくのではないかなぁ。

僕個人的にはお店でサービスを受けて”わざわざ”食事をすることが大好きですが家賃や人件費なんかに負けないその「わざわざ」を提供できるように。

それが何なのかを見つけていけるようにしていきたいです。